タイムモアC3のクリック数の合わせ方はゼロ点を正確に設定し、抽出方法ごとにおすすめのクリック数を参考に微調整することで、以下の2点が重要です。
・ダイヤルを時計回りに締め切って「0クリック」を設定
・反時計回りに回転させ、目的のクリック数まで「カチッ」と音を数える
また、エスプレッソに適したクリック数の目安や、粗挽きのための調整方法もわかりやすくまとめているので、初めてタイムモアC3を使う方でも安心です。
- クリック数の合わせ方の基本や手順が理解できる
- ゼロ点の設定方法と重要性がわかる
- 抽出方法ごとのおすすめクリック数が把握できる
- エスプレッソや粗挽きのクリック数の目安がわかる
タイムモア c3 クリック数 合わせ方の基本
タイムモア C3のクリック数合わせは、36段階の粒度調整を活かすための基本操作です。クリック数はダイヤルを回した際の「カチッ」という音の回数で、少ないほど細挽き、多いほど粗挽きになります。
まず「ゼロ点」を正確に設定することが重要で、ダイヤルを時計回りに止まるまで締めた位置が基準点です。この状態から反時計回りに回すことでクリック数をカウントします。
例えば、エスプレッソ用は7~8クリック、ハンドドリップは13~16クリックが目安です。S2C臼刃の採用により均一な粒子が得られるため、クリック数ごとの再現性が高く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
ただし、豆の種類や焙煎度によって最適なクリック数が変わるため、目安値からの微調整が必要です。浅煎り豆は硬いため1クリック細め、深煎り豆は粉が崩れやすいため1クリック粗めに設定すると良いでしょう。
クリック数合わせ方の流れ
クリック操作は以下の手順で行います:
- 粉受けを外し、ダイヤルを時計回りに締め切って「0クリック」を設定
- 反時計回りに回転させ、目的のクリック数まで「カチッ」と音を数える
- 粉受けを再装着し、テスト挽きで粒度を確認
クリック数調整は「ゼロ点リセット→目標値設定→テスト挽き」の3ステップで行います。まず粉受けを外し、ダイヤルを時計回りに締め切って「0クリック」を確定させます。
次に反時計回りに回し、エスプレッソなら7~8回、ドリップなら13~16回「カチッ」と音がするまで回します。最後に豆を実際に挽き、掌に広げて粒子の均一性を確認します。
テスト挽きで粉が指にベタつく場合は細かすぎ、大きな塊が残る場合は粗すぎます。この場合、1~2クリックずつ調整し、抽出時間や味のバランスを確認します。調整時は必ず同じ豆を使用し、焙煎度の違いによる影響を避けましょう。
ダイヤルを回す際は、ネジ部分にコーヒーオイルが詰まっていないか確認します。詰まっている場合は付属ブラシで清掃し、滑りを良くしてから調整してください。
タイムモアc3のゼロ点はどこですか?
ゼロ点は「ダイヤルを時計回りに回し切った状態」で確定します。粉受けを外した状態で、指に力を込めて時計回りに回し、これ以上回らなくなった地点が真のゼロ点です。
この位置から反時計回りにクリック数をカウントします。
ゼロ点を毎回リセットしないと、前回の設定が残ってクリック数が狂う原因になります。
おすすめのクリック数は?
主要な抽出方法のおすすめクリック数は以下の通りです:
- エスプレッソ:7~8クリック(微粉状で25~30秒抽出)
- ハンドドリップ:13~16クリック(グラニュー糖サイズで2分30秒抽出)
- フレンチプレス:17~20クリック(粗塩サイズで4分浸漬)
これらの数値は公式推奨値でありますが、豆の硬さによっても変わりますので、1クリック細めが適するケースもあり、逆に深煎り豆は粉が崩れやすいため、1クリック粗めに調整するケースもあります。
クリック数の目安 エスプレッソ
エスプレッソ用のクリック数は7~8が基本です。この設定で19gの粉を25~30秒かけて30ml抽出すると、クレマ(油脂層)が豊富なショットが得られます。
抽出時間が35秒を超える場合は苦味が強くなるため、1クリック粗く調整します。逆に20秒未満で抽出が終わる場合は細かすぎるため、1クリック細くしてください。
クリック数の目安 粗挽き
粗挽きは17~20クリックが目安で、フレンチプレスやコールドブリューに適しています。20クリックで挽いた粉は粗塩程度の粒子サイズになり、4分間の浸漬抽出で苦味の少ないマイルドな味わいが特徴です。
ただし、浅煎り豆を粗挽きにする場合は、豆の硬さにより抽出時間が長くなりがちです。その場合は19クリックに設定し、浸漬時間を3分30秒に短縮するといった具合に調整することも試してみるとよいですね。粗挽きすぎると粉がフィルターを通り抜けるため、17クリックを下回らないよう注意が必要です。
タイムモア c3 クリック数 合わせ方の総括まとめ
- クリック数はダイヤルの「カチッ」という音で数える
- 少ないクリック数ほど細挽きになる
- 多いクリック数ほど粗挽きになる
- ゼロ点はダイヤルを時計回りに止まるまで締めた位置である
- ゼロ点から反時計回りに回してクリック数を設定する
- エスプレッソは7~8クリックが目安である
- ハンドドリップは13~16クリックが目安である
- フレンチプレスや粗挽きは17~20クリックが目安である
- 豆の種類や焙煎度でクリック数を微調整する
- テスト挽きで粒度や味を確認しながら調整する
- 粉受けを外してゼロ点を毎回リセットする
- クリック数調整は同じ豆・焙煎度で行う
- 粉が細かすぎる場合はクリック数を増やす
- 粉が粗すぎる場合はクリック数を減らす
- ネジやダイヤルにコーヒーオイルが詰まっていないか確認する