この記事ではタイムモア C3のおすすめのクリック数や挽き目調整の方法、粒度調整のポイントを詳しく解説します。
結論として、タイムモアC3のクリック数のおすすめは、エスプレッソなら7～8クリック、ドリップなら13～16クリック、フレンチプレスなら17～20クリックが目安となります。
タイムモア C3は36段階のクリック数調整が可能で、エスプレッソの目安やドリップの目安など、抽出方法ごとにおすすめの挽き目を簡単に設定できます。
クリック数を調整することで、豆の個性や好みに合わせた最適なコーヒーを楽しむことができるのが大きな魅力です。
- タイムモア C3のクリック数調整の仕組みがわかる
- 抽出方法ごとのおすすめクリック数が理解できる
- 挽き目や粒度調整の基準が分かる
- 挽き目調整方法がわかる
タイムモア C3のクリック数のおすすめは？
タイムモア C3のクリック数調整が支持される理由は、36段階の精密な粒度調整が可能な点にあります。特に「S2C（Spike to Cut）臼刃」を採用した6枚刃構造が、豆を均一に粉砕するため、抽出の再現性が高いことが特徴です。クリック数が少ないほど細かい粉になり、多いほど粗くなる仕組みで、エスプレッソからフレンチプレスまで幅広い抽出方法に対応できます。
ただし、クリック数の調整幅が大きいため、初めて使う方には目安値からの微調整が必要です。例えば、エスプレッソ用の7～8クリックとハンドドリップ用の13～16クリックでは、粒度の差が顕著に現れます。この特性を理解することで、自分の好みに合った挽き目を見つけやすくなります。
クリック数の目安は？
主要な抽出方法におけるクリック数の目安は以下の通りです：
- エスプレッソ：7～8クリック（極細挽き）
- ハンドドリップ：13～16クリック（中細挽き）
- フレンチプレス：17～20クリック（粗挽き）
これらの数値は公式推奨値ですが、実際には豆の品種や焙煎度によって±2クリックの調整が必要です。
ドリップの目安
ハンドドリップ用の13～16クリックでは、粉の粒子がグラニュー糖程度の大きさになります。この粒度で約2分30秒の抽出時間を確保すると、酸味と苦味のバランスが取れたコーヒーが完成します。ただし、フィルターの種類（ペーパー/メタル）によって適正値が変わるため、お好みでクリック数を変更して試してみましょう。
エスプレッソの目安
エスプレッソマシンを使用する場合、7～8クリックが基本設定です。この設定で19gの粉を25秒かけて30ml抽出すると、クレマが豊富なショットが得られます。（粉19gはダブルショット（2杯分）のエスプレッソを抽出する際の目安で、シングルショット（1杯分）の目安は7g～10gです。）
ただし、家庭用エスプレッソマシンの場合、圧力不足を補うために7クリックまで細かく調整する必要があるケースもあります。逆に抽出時間が35秒を超える場合は、1クリック粗く調整して苦味の発生を防ぎましょう。
おすすめの挽き目
挽き目の基準は「抽出時間」と「粉の見た目」で判断します。エスプレッソの場合、7～8クリックで微粉状になり、25～30秒かけて抽出されるのが理想です。逆にフレンチプレスでは20クリック以上の粗挽きにし、4分間浸漬することで苦味の少ない味わいが得られます。
豆の焙煎度合いによっても適正値が変わる点に注意が必要です。浅煎り豆は粒子が硬いためやや細挽き（クリック数-1）、深煎り豆は粉が崩れやすいため粗挽き（クリック数+1）が目安となります。
粒度調整は？
粒度調整は、粉受けを外した状態でダイヤルを時計回りに最大まで締め「0クリック」を設定することから始まります。反時計回りに回す際の「カチッ」という音1回を1クリックとカウントし、7～20クリックの範囲で主要な抽出方法をカバーします。例えば、15クリックで中挽きになり、ハンドドリップに適した均一な粒子が得られます。
注意点として、ダイヤルの回転方向を間違えると正確な調整ができません。時計回りで細挽き、反時計回りで粗挽きになる仕様を覚えておく必要があります。また、長期間使用するとネジ部分にコーヒーオイルが蓄積するため、定期的な分解清掃が推奨されます。
挽き目調整の方法
挽き目調整は3ステップで行います。まず粉受けを外し、ダイヤルを時計回りに締め切って「0クリック」を設定。次に反時計回りに回転させ、目的のクリック数まで調整します。最後に粉受けを再装着し、テスト挽きで粒度を確認します。15クリックの場合、砂糖粒ほどの大きさになり、ハンドドリップに最適な状態です。
誤調整を防ぐため、クリック数を変える際は必ず「0クリック」にリセットしてから行いましょう。
タイムモアC3のクリック数のおすすめ まとめ
- 36段階のクリック数で粒度調整ができる
- S2C臼刃採用で均一な粒度を実現する
- クリック数が少ないほど細挽きになる
- クリック数が多いほど粗挽きになる
- エスプレッソは7～8クリックが目安
- ハンドドリップは13～16クリックが目安
- フレンチプレスは17～20クリックが目安
- 豆の品種や焙煎度で±2クリック調整が必要
- ハンドドリップの粒度はグラニュー糖程度が理想
- エスプレッソは微粉状でクレマが出やすい
- 抽出時間や味のバランスで微調整が重要
- 粒度調整は0クリックリセットから始める
- 時計回りで細挽き、反時計回りで粗挽きになる
- ネジ部分のオイル蓄積には定期清掃が必要
- 粉受けの装着ずれでクリック数が狂う場合がある
