VSTN-2000BとVST-2000Bの違いを徹底解説|ハリオドリップスケールの選び方

ハリオのドリップスケール「VSTN-2000B」と「VST-2000B」の2つのモデルは、基本的な計量機能や抽出精度に差はありません。

最も大きな違いは、底面の滑り止めゴムの有無と、本体の質感です。

滑り止めありの安定感を重視するならVSTN-2000B、シンプルでコストを抑えたいならVST-2000Bでも十分に満足できるでしょう。(VSTは旧型、VSTNが新型でVSTNの方が主流っぽい。)

この記事では、あなたの使い方に合った最適なモデル選びをサポートします。

VSTN-2000B・・・滑り止め付き、マット感のあるデザイン

VSTN-2000BとVST-2000Bの違い

前述のとおり、両モデルの主な違いは「底面の滑り止め」と「本体の質感」です。これらの違いが、日々の使いやすさに影響を与えます。

値段に関してはショップによって違いがあり、VSTの方が高かったりもする場合もあります。

項目VSTN-2000BVST-2000B
滑り止めゴム底面全周に滑り止めゴムを装備滑り止めなし
本体素材・質感マット調の高級感ある樹脂標準的なプラスチック素材
価格帯(目安)約3,800~4,300円約3,500~4,000円
安定性非常に安定ツルツルした場所ではやや滑ることがある

共通点

新旧モデルの両モデルが共有する優れた基本機能を見ていきましょう。これらは、どちらを選んでもあなたのコーヒー抽出を確実にサポートしてくれる共通の強みです。

  • 最大2,000gまでの計量が可能: 豆の量から抽出量まで、幅広い計測に対応しています。
  • 0.1g単位の高精度計量: プロのバリスタも利用するほどの高い精度で、理想の味を再現できます。
  • ドリップ専用のタイマー機能: 計量と同時に時間を測れるため、抽出作業がスムーズになります。
  • 単4形乾電池2本の電池式: どちらも乾電池で動作します。電池残量が少なくなると液晶に「Lo」と表示されるので、突然の電池切れを避けられます。
  • シンプル操作: 初心者でも直感的に使えるデザインで、すぐに使いこなせます。

VSTN-2000Bのメリット・デメリット

  • メリット:
    • 安定感抜群: 滑り止めゴムがしっかりとスケールを固定するため、ドリップ中にずれる心配がありません。
    • 高級感あるデザイン: マット調の質感は見た目が美しく、キッチンの雰囲気を高めます。
  • デメリット:
    • 価格が若干高い: VST-2000Bより少し高価です。
    • お手入れに注意: 滑り止めゴム部分に水分が溜まりやすいため、こまめな清掃が必要です。

VST-2000Bのメリット・デメリット

  • メリット:
    • シンプルで安価: VSTN-2000Bより価格が抑えられており、コストパフォーマンスを重視する方に最適です。
    • 軽量で扱いやすい: 持ち運びが簡単で、気軽に扱えます。
  • デメリット:
    • 安定性がやや劣る: 滑り止めがないため、ツルツルした場所では不安定に感じることがあります。
    • 汚れが目立ちやすい: 質感によっては指紋や汚れが目立つ場合があります。

VSTN-2000Bをおすすめする人

  • ドリップ中にスケールが動くのが心配な人: 安定した環境で正確に作業したい方に最適です。
  • デザインや質感の良さも重視したい人: マットな質感のスケールは、キッチンに置くだけで気分が上がります。

VST-2000Bをおすすめする人

  • とにかく価格を抑えたい人: コストパフォーマンスを最優先に考え、最低限の機能で十分な方におすすめです。
  • シンプルで扱いやすいモデルを求める人: 余計な機能やデザインがなく、気軽に使いたい方にぴったりです。

ハリオの他モデルとの比較(メタルドリップスケール)

予算に余裕があり、さらに高性能なモデルを求めるなら、メタルドリップスケールも選択肢に入ります。

最上位版のハリオV60メタルドリップスケールVSTMN-2000HSVというモデルになります。

  • 主な特徴:
    • USB充電式: VSTN/VSTとは異なり、USB充電で電池交換が不要です。
    • バックライト搭載: 暗い場所でも画面が見やすく、抽出作業が快適です。
    • ステンレス製: 高級感と耐久性を兼ね備えています。
  • VSTN/VSTとの違い: メタルモデルは価格が約2倍になりますが、USB充電やバックライトなど、より便利で洗練された機能が追加されています。計量精度は同じなので、機能性やデザイン性を重視する上級者向けのモデルと言えるでしょう。

Q&Aよくある質問

  • Q1. VSTN-2000BとVST-2000Bで味に違いは出ますか?
    • A1. 計量精度やタイマー機能は同じなので、抽出したコーヒーの味に差は出ません。
  • Q2. 滑り止めは本当に必要でしょうか?
    • A2. キッチンカウンターがガラスやステンレスなど滑りやすい素材の場合、滑り止めは非常に有効です。
  • Q3. 電池の持ちは?交換は面倒ですか?
    • A3. 電池切れは液晶に表示されるため、突然止まることはありません。交換も容易なので、それほど面倒ではないでしょう。

まとめ:VSTN-2000BとVST-2000Bの違いを徹底解説|ハリオドリップスケールの選び方

「VSTN-2000B」と「VST-2000B」の違いを比較すると、基本的な性能や抽出精度は同じであり、主な違いは滑り止めの有無と本体の質感・安定感にあることが分かりました。

コスパを重視してシンプルに使いたいならVST-2000B、少しでも使い勝手の良さと高級感を求めるならVSTN-2000Bがおすすめです。どちらを選んでも、あなたのコーヒータイムをより豊かで快適なものにしてくれるでしょう。

VSTN-2000B・・・滑り止め付き、マット感のあるデザイン

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